お見合い本番で紹介者が司会役で一所懸命に、座の取り持ちをしているのに、付添人が黙っていたのではなんのための付添いかわかりません。
自分が話題の中心になってしまうのは論外ですが、本人の側に座って、当事者の気分がほぐれるまで、相手の付添人や紹介者と話したり、相手にかわって質問したりします。
若いふたりの間にあって、控え目ながら、付添っている人がお見合い相手の人柄にしっくり触れ合えるようにと心を配ります。
質問されて、答えに戸惑っていたら、それとなくかばったり、とりなしたりしてやります。
付添人はあくまでも当事者同志の補助役です。
はじめて同志ですと、どうしても画くなり、会話がうまく続かなかったりします。
そんなとき、それとなく会話がスムーズになるように口を添えてやります。
付添人はあまり目立つような言動をしないほうがよいでしょう。
紹介者のふたりを尋問するような質問攻めは禁物ですが、付添人が先方の本人にあまり必要のない質問をするのも避けます。
酒量や毎日の帰宅時間、ギャンブルの好き嫌いなどの問いかけは、特に不愉快な感じを与えますから注意します。
話がはずみ、笑い声が聞れるようになったら、紹介者は、ころあいを見計って、付添人をうながして席をはずすとか、散歩に出してやるなど、若い人たちふたりだけにし、話しあう機会をつくってやります。
お見合いの付添人同士の間にも注意をはらう当事者に気を配るのは、紹介者の重要な役割りですが、付添人同士が好意を感じあうようにしむけるのも紹介者の役割です。
若いふたりが席をはずしたら、付添人同士が心から打ち解けられる雰囲気をつくります。
むろん、お見合いの当事者が席にいても、同じ心配りをしなければならないのはいうまでもありませんが……。
お見合いの席をはずして、相手の話もよく聞く付添人から離れ、ふたりだけで別行動をとり、お互いに相手をよく理解するために喫茶店などに入って話すのもよいでしょう。
会話を上手に交わし、気持ちよくすごしたいのなら、上手に話すのはもちろんですが、一方的に話すだけでなく、相手にも質問して相手の話を抽き出すようにします。
また、相手の話を熱心に聞き、あいつちを打ちながら、とき折、逆に質問します。
これが上手な会話のコツ、話し上手聞き上手になる方法です。
お見合いその日のうちに紹介者にお礼をいう当日のデートは、あまり遅くならないうちに切り上げます。
そして、家に帰り着いたら、電話で、紹介者にお見合いの席での仲介の礼をいうと同時に、その後のふたりだけの行動を報告します。